今日のおすすめ「理系夫の整理収納術」のご紹介
著者であり主人公のくぼこまきさんは、いわゆる「片付けられない」タイプでした。片付け本の多くは、ご本人が片付けられるようになった経験をもとに書かれています。しかし、この本は、ご主人が片付けの資格を取り、奥さんと娘さんを導いてゆかれる内容になっています。
ほとんどがマンガと写真なので、とても分かりすく、あっという間に読めてしまいます。
なぜ「理系夫の整理収納術」を選んだのか
片付けることにおいて、文系と理数系または芸術系など各分野によって違いがあるのかを考えていました。そんな時に、出合ったのがこの「理系夫の整理収納術」でした。
「こんまりさんのときめき」や「やましたひでこさんの断捨離」など有名ですが、この10年ほどで多くの方々が資格を取得し、独自のメソッド本が出版されてきました。
しかし、その大半が女性目線で書かれたもので、どうすれば旦那さんを「自然に巻き込んで片付けられるか」というテーマが加えられています。
この本には、エンジニアとしてのご主人の思考が書かれてあるので、男性にもおすすめです。
「理系夫の整理収納術」知ってほしい一節
ほとんどがマンガで描かれていますが、コラム形式で「理系夫さんの片付け脳アドバイス」という文章があります。そのなかで、「メカ設計と整理収納は同じ」と言っています。
「私は普段、機械設計のエンジニアをしています。
…思い描く機械を作るためのクリアしなければならない条件は何か、どんなことをやっていけば機械が完成するのかをイメージすることから始めます。」とゴール設定の大切さを語っておられます。
他にも理系視点での考え方が盛り込まれていますので、理系の方にぜひ読んでいただきたいですね。